長い間、対応が難しかったPCBの分解除去について、当社独自の方式を研究・開発いたしました。社会貢献度の高い事業として各界より注目されています。
ポリ塩化ビフェニルの略称です。旧来は、燃えにくいことや電気を通しにくいことなど、化学的に安定な性質があることから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など幅広い用途に使用されていました。
しかし発がん性や環境ホルモン作用があるなど人体・生物への有害性が判明し社会問題化、PCBは製造中止になりました。しかしすでに製造されたPCB含有物を安全に処理する技術がないため、約30年にわたりほとんど処理されず保管されたままです。
またその一部は行方不明になるなどもしており、PCBによる環境汚染が心配されています。
そのPCB処理のために開発されたのが当社の分解除去技術です。
PCB含有油のPCB濃度を下げ、油性を分解し水性化。その含有油をバクテリアの好む物質に変化させ、バクテリアによる処理を行います。最終段階でPCBを水と二酸化炭素に完全分解、残渣物が一切生じません。全て常温・常圧の自然環境化で処理を行い、危険な薬剤・ガス・引火物質を使用しませんので爆発などの心配はなく、安全です。
また、設備プラントはトラックに搭載しているため、プラントを移動し現地で安全に処理を行います。